「林檎の皮の渋みと果肉の間に一番栄養がある。」©Daisuke Enomoto
2013年8月、ニューヨーク留学期間中に教えてもらった言葉が印象に残っています。
その言葉の意味を、自分の人生を通して理解してみます。
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才能ある人はたいていアクが強い
自分が才能があると感じる人は、アクが強く、99%の確率でどこか破綻しています。
例えば、次から次へと独創的なアイデアを生み出し実績を積み上げる同級生A。
まわりはそのスピード感と独善的な性格についていけず、どんどん離れていきます。
Aの行動力は凄まじい!だけど、それ以外の能力が明らかに欠落しています。
もっと丁寧に言えば、人は動くかもしれないのに。
「長所と短所は表裏一体」と言い換えてもいいかもしれないです。
足が短い人は、絶対、胴が長いですよね。
いいとこ取りは不可能
もしかしたら、自分がアート系の友人が多いからかもしれないですが、たぶん、どの分野でも同じだと思います。
なんか面白いこと言ってるな。やってるな。と思って付き合ってみると破綻が発覚していく。
意見がコロコロ変ったり、褒めたと思ったら人格攻撃してきたり、極度の女好きだったり。
可もなく不可もない普通の人と一緒にいた方が、平穏な日々が送れます、きっと。
林檎の皮は捨てるけど、栄養だけは欲しい。なんていいとこ取りはできません。栄養とりたかったら、多少の渋みは我慢しないといけないんです。(サプリがあればなあ。)
間合いをとろう。武道の達人ように
アクの強い人と付き合うのは、間合いの技術が必要です。
アクの強い人は、原子力発電です。エネルギー値が高いので、魅力的です。
だから、焚き火に近寄り手をかざすような軽いノリで近寄ってしまいます。
そして、大火傷します。
たいてい風まかせ、運任せの風力発電のような人です(※ぼくがそうです)。
だから、細心の注意を払い、上手く間合いをとって付き合わないといけません。
才能があり、しかも、自分よりも年上で権力もあるような方と付き合う場合は特に。
内田樹先生の「なぜ敬語を使うか」が参考になります。
https://ameblo.jp/hamaaa723/entry-10554053705.html
さいごに
間合いとか敬語とかなんとか、そんな面倒くさいことしてまで、才能のある人と付き合う人があるのか?と問われれば。ある!!としか、答えようがありません。
才能ある人が作り出す世界に触れられることは、何にも代えがたい感動を与えてくれるからです。
そういう世界を見たくて、自分もがんばるのだし。
そして何より、可もなく不可もない人生なんか送りたくないからです。