ドローンで360度カメラ生放送を!中国一有名なクリエイター山下智博が語る未来

中国の若者に人気の動画投稿プラットフォームサイト「ビリビリ動画」で通算9億回以上の動画再生回数を達成、中国で1番人気の日本人・山下智博さんに、クリエイター視点で考える「ドローンの未来」についてうかがいました。

ドローンを買うなら良いカメラを買う。まだ一般的な用途が見えない

ケロリン(ぼく):山下さんはドローンに対してどのような印象をお持ちですか?

山下:ドローンの使い方が、まだまだ一般的なものに降りてきていないという印象があります。車のコマーシャルなどで上から空撮できるのは便利なのですが、あくまで素材にしかなりません。

おもしろい映像を制作して配信する身からすると、一部の効果としては使えるのですがカメラとして使えないのです。というのも人間の視点ではなく、俯瞰視点からしか見ることができないので、私生活の延長線上のような臨場感を出すことができないんですよね。あとは音が大きいのも気になります。

ケロリン:確かに音はうるさいですよね。ちなみにいまは、ドローンを使用されていますか?

山下:今のところは使っていないです。使う予定もないですね。

ケロリン:それはどうしてですか??

山下:新しいテクノロジーなので、面白いなあとは思うんですが、買ったところでどうやって活かすかが全然見えてこないのです。特殊な空撮映像が素材としてほしいときには使いたいと思うかもしれないですが、普段の生活での使い方がよく分からなくて。それだったら良いカメラ買っちゃうかなあと。

農薬を撒いたり、測量や災害時のレスキューには使えても、ぼくにはあんまり関係ないかなって感じてしまいます。

ケロリン:たしかに農薬散布とか一般の人はしないですもんね・・・。なみに現在お住まいの上海ではドローンって見かけますか?

山下:見かけないですね。ビル群だからというもあるんですが。やはり、まだまだ一般的なものに降りてきていない印象です。

インターネット接続後360度撮影可能になったドローンは面白い

ケロリン:山下さんにとって、まだドローンは身近なものではないのですね。では、どのようになったらドローンを使ってみたいと思いますか?

山下:まずは音がなくなること。次に、インターネットに接続して、生放送に対応できるようになったら面白いと考えています。

たとえばAKB48が浅草でロケをするとして、360度カメラをメンバーの誰かが持っていたとしますよね。そうしたら大好きなAKB48と一緒に旅行できるんです。

しかもVRゴーグルに入れれば、自分の好きな目線で見れるわけです。そうしたらカメラのある位置が自分の場所だから、AKB48全員と一緒にリアルタイムで旅をしている気分に部屋でなれるんですね。

だけど、360度カメラは物体なので誰かが手で持っている必要があります。それをドローンが自動で撮影してくれていたら随分と便利になるんですよ。

ケロリン:それはすごいですね!

山下:これは動画では面白くない。生放送だからこそ、面白いんです。動画だと作り手の意図が入り込んでしまうから。それを人ではないドローンがずっと撮影してたら、素の状態が見れて面白いんじゃないかなと。

しかもこれはメンバーが1人だと微妙なんですよ。ドローンに向かって話しかけなきゃいけないから。メンバーたちが会話してるところの中に入れるからこその面白さだと思いますね。

旅行に使えば現地の空気感、温度感とか匂いを感じるほどリアルに伝わって凄いことになるはずです。そのためにも、まずは静かに飛べて音の支障がないレベルにならないとだめですね。

ケロリン:いろいろとハードルが高そうですけど、すべて実現したらすごく面白い未来になりそうですね!山下智博さん、お忙しい中インタビューに答えていただきありがとうございました!(終)

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現代アート好きドローンライター。日中英で影響力を持つ人物になるべく瞬発力を鍛える日々です。岐阜出身、大阪芸大卒。フィリピンで英語習得後、助成金を得て渡米、NYで修行しました。執筆実績:LIG,グノシー,DRONE MEDIAなど