自分の首に値札を下げる生き方はやめろ!落合信彦、狼たちへの伝言

この世に生を受けたからには、自分が本当にやりたいことを見つけて人生を楽しみたい。

情熱的な生き方に憧れるけれど、今の自分を見てみると何かに熱中しているとはとても言えない。それどころか生きる意味さえ分からない。

自分が本当にやりたいことは何なのだ。

そんな悩める若者たちに向けて「目的意識を持つこと」「実力をつけること」の大切さを説いた落合信彦の本「狼たちへの伝言」を紹介します。

ニューヨークで出会った落合信彦「狼たちへの伝言」

この本は一言で言うと、「魂を揺さぶられる本」です。

2013年の夏、ぼくは岐阜県青少年育成県民会議から奨学金をいただきニューヨークに留学していました。

その時に宿泊したゲストハウス「ムーンパレス」の本棚で、落合信彦「狼たちへの伝言」と出会いました。

「狼ってなんだよ。」と、最初は斜に構えてましたが、読み始めてすぐに脳天を撃ちぬかれるような衝撃を受けました。

“いまの世の中は、ブタのような人間ばかりがはびこり、万事、金のつまらない価値観ばかりがあふれている。若者は、といえば、その風潮にどっぷり浸かり、たかが数千万円の住宅ローンが、人生最大の冒険、という寂しい生き方に満足しきっている。だが、人生は本当にその程度のものなのか。そうではないだろう。小利口に生きることを捨て、大きなバカとして生きれば、世の中はどんなにおもしろいか。退屈しないか。それだけを伝えたくて、オレなりの人生論を出すことにした。”

自分が考えていることが、そのまま書かれていたからです。

いまの世の中、全てが金かのようなツマラナイ価値観の人間ばかりが溢れている。そんなブタのような人生はまっぴら御免だ。

だけど、お前の人生はどうなんだと問われれば自信を持って答えることができない。社会に反発するわけでもなく小利口に、それなりに生きている。

人生は本当にこの程度のものなのか。

日々感じているけれど、具体的に何をどうしていいのか分からない。

生きる意味ってなんなんだろう。

自分がずっと疑問に感じていたこと、考えていたことと、、哲学がこの本の中にはありました。

90年代・学生やビジネスマンから絶大な人気を誇った国際ジャーナリスト・落合信彦

落合信彦は、1980年代から1990年代に学生やビジネスマンから絶大な人気を誇った国際ジャーナリストです。

東京都台東区浅草の貧乏な母子家庭に生まれ、昼間はトラックの運転手の助手等をして働きながら、夜は定時制の学校で学びました。

猛勉強の末アメリカ留学の奨学金を掴み渡米、オルブライト大学卒業後オイルビジネスで活躍しました。そして、ある編集者との出会いから活字の力に可能性を感じ、自分の考えを伝えるべく書く活動を始めました。

ちなみに落合信彦の息子は、メディアアーティストで筑波大学図書館情報メディア系助教、デジタルネイチャー研究室主宰、”現代の魔法使い”の異名をもつ落合陽一です。

目的意識を持て!英英辞書1冊丸暗記英語勉強法

“大事なのは、本人が必死かどうか、それだけだ。本当言うと、勉強なんてのは量じゃない。どれだけ本人が、その必要性を認識するかどうか、だ。つまり、意識と覚悟の問題なのだ。その意味ではケンカと同じ。負けたらそれで終い。残っているのはミジメな自分でしかない。それくらいの覚悟でやれば、だれだって英語ぐらい使えるようになるんだ”

落合信彦のメッセージを一言で表せば「目的意識を持て!」につきます。

目的意識の強さと覚悟を表すエピソードとして、英語の勉強法に関するエピソードがあります。

落合信彦は、アメリカに留学する為に毎日英単語を暗記していました。

方法は、当時としては高価で貴重品だった英英辞典を、3日に1ページづつ丸暗記し食べるというもの。

そんなことをしたら、もう二度と辞書を見直すことはできません。今のようにネットですぐに検索できるような時代ではないのです。しかも貧しい彼には、新しい辞書を買い直すほどのお金の余裕もありませんでした。

そこまでして英語を学ぶ覚悟があったのは、絶対に英語を身につけてアメリカに行くのだ!という強烈な目的意識があったからです。

自分の首に値札をぶら下げるような生き方はやめろ!本当の自分が試される”実力”の大切さ

“男も女も含めて、大体70%の人間には値段がついている。心も金で買えるのだ。少なくとも7割の人間の心には、出すものを出せばだれにでも手に入る。そういうことを、おれは石油ビジネス時代に学んだ。ただし、問題は金で動かない30%の人間だ。そういう相手には、こちらもかなり本気で対処しなければ望む結果は得られない。”

次に大切なことは「実力をつけること」です。

どうして人生が無目的でツマラナイものになってしまうのか。

実力ではなく、お金、地位や名誉、肩書きで他人を判断するからです。

そんな人間を相手にするのは、時間の無駄です。

かと言って、本当の価値を知っている人間を相手にするのは簡単ではありません。ある意味お金で解決するできるなら、そのほうが楽かもしれません。

人を金や地位や名誉や肩書で判断しない、ハッタリの通じない本物の相手を口説き押すには、自分の実力で勝負するしかありません。

だからこそ、口先でごまかすのではなく、実力をつける必要があるのです。

活字には他人の人生を決定する力さえ宿る

“落合さん、活字というものは、書くということは、他人の人生を決定する力さえ持っているんです。石油がいかにおもしろい勝負だとしても、活字ほど他人を感動させる力はない。やめるのは、あなたの自由だが、それは活字の力を本当に知ってからでも遅くはないでしょう。”

ぼく自身、中学校の時に学校がイヤイヤで、毎日お腹が痛くて、それで文章を書き始めて救われた経験があります。

「狼たちへの伝言」以外にも、これまで自分の人生に影響を与えた本との出会いがたくさんありました。

しかし、その中でも、この本は、特別な1冊です。

なんでなんだろう。とずっと疑問に感じていたのですが、落合信彦という人間が、活字の力を信じる人だからなのではないかと考えています。

さいごに

目的意識を持ち、実力をつけること。そして毎日を必死に生きること。

この本に出会い、無意味無目的だったぼくの人生は確実に変わりました。

お前は、本当にそんな生き方でいいのか!?

胸ぐらをつかまれ怒鳴りつけられるような内容なので、気分良く読み進めることはできないかもしれません。

読む度に自分の人生の不毛さを思い知らされ不安になり胸が苦しくなります。しかし、同時に、困難を乗り越える方法は必ずあるという勇気と希望も与えてくれます。

ブタになるな。狼になれ!!

生きる意味が分からないと悩んでいる若者の皆さん。ぜひ読んでみてください!

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ABOUTこの記事をかいた人

現代アート好きドローンライター。DroneAgentでドローンの記事を書いています。日中英で影響力を持つ人物になるべく瞬発力を鍛える日々です。岐阜出身、大阪芸大卒。フィリピンで英語習得後、助成金を得て渡米、NYで修行しました。執筆実績:LIG,グノシー,DRONE MEDIAなど