マリア像がいっぱい!アジアで唯一のカトリック国フィリピン

フィリピンの街を歩いていると、あらゆる所でマリア像に出会う事ができる。

キリスト教では、こういった偶像を作り崇拝する事は禁止されている。キリスト教の堕落を暴き、本来の教えに戻れと説いたプロテスタントの信徒たちが作った国では、こういった偶像は見られない。自分の記憶を辿ってみても、ニューヨークの教会では確かになかったように思う。

だけど、どうだろう。

それが、人間が安心して生きる事の役に立つと言えるのだろうか。ぼくは、マリア像があちこちに作られていて、通りかかる度に「見守られている。」と実感できる方が安心だと思う。

信じているなら、わざわざ像のようなもの必要ないじゃないか。心の中にさえいればいいじゃないか。と言うかもしれない。だけど、目に見えないということが、どれほど人を不安にさせるか。偶像でしかないと分かっていても、目に見える、それが人にどれほどの希望を与えるか。

じつはこの考え方は「人間のために神様がいる」と言っているのと等しく、キリスト教のような一神教の世界観を理解できていない事の証であるとも言えるのだけど。間違った事を信じているなら、いったい自分は何を信じているのだろうかとよく分からなくなるけれどでも。

フィリピンにいる時に感じる不思議な安心感。その秘密は、ここにある気がする。

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現代アート好きドローンライター。日中英で影響力を持つ人物になるべく瞬発力を鍛える日々です。岐阜出身、大阪芸大卒。フィリピンで英語習得後、助成金を得て渡米、NYで修行しました。執筆実績:LIG,グノシー,DRONE MEDIAなど