現代アートか!香港の建設現場の足場はどうして竹なのか

アチョー!

ジャッキーチェンやブルースリーの映画を見て育った影響からか、香港が大好きです。

この前行ったアートバーゼル香港でも、ビルの窓から飛び出す洗濯物、ギラギラした怪しい繁体字の看板、二階建てのバスなど、西洋と東洋の文化が入り交じった雑多で猥雑な景色に見惚れました。

そんな楽しい香港でいつも疑問に思うのは、香港建設現場の「竹」についてです。

香港建築現場の足場は竹

香港では、竹が建築現場の足場として未だに使われています。

高層ビルもバンバン建つ超近代的な都市なのに、なんでそこだけ、そんなにもアナログなのだろう…。

竹は鉄骨よりも明らかに表面積が小さく、雨が降ったら滑りやすそうだし、足場としてはふさわしくないように思えます。

作業員に命綱をつけている様子はありません。

珍しいので毎回、いいなー、面白いなー、と眺めてしまうのですが、反面、滑って落ちるんじゃいの?とヒヤヒヤしています。

竹が使われる理由は安いから

国際競争力の高い金融都市トップ5にも入る、こんな近代的な都市で、どうしてそこだけアナログなのだろうか。

気になったので調べてみました。

理由は単純で「安いから」だそうです。

香港は中国から安くて良質な竹を大量に輸入できることが大きな決め手なのだとか。

そういえば、中国ではパンダのエサが竹だったような。動物に食べさせるくらいだから、たくさん余っているのでしょう。

竹!竹!竹!現代アートみたいだ


竹が地面から上にニョキニョキ伸びて、時には風で傾いたりする姿は、巨大な現代アート作品にも見えます。

元東京芸術大学・先端芸術表現学科教授で、現在はフランス国立高等美術学校で教授されている美術家、川俣正さんも、竹ではないですが、こんなような、建物を材木で覆っていく作品を作っていました。

ちなみに、香港には竹の職人を作る為の専門学校があり、竹職人の育成に国を挙げて取り組んでいるのだとか。

香港の竹職人の学校から何人か優秀な人を引き抜いて、竹アートプロジェクトやらせたら面白いかもしれないですね。

さいごに

香港の建設現場の竹は、いつまで使い続けられるのでしょうか。

これだけ近代化した世の中でも使われ続けているということは、恐らく、あと10年くらいは変わる事はないでしょう。

でも、竹よりも安い素材が出てきたら…。

香港と言えば、ジャッキーチェン、ブルース・リー、そして竹!

という勝手なイメージがあるので、個人的には残って欲しいです。

これから毎年、アートバーゼルで香港に行く予定なので、そのたびにチェックしてみようと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

現代アート好きドローンライター。日中英で影響力を持つ人物になるべく瞬発力を鍛える日々です。岐阜出身、大阪芸大卒。フィリピンで英語習得後、助成金を得て渡米、NYで修行しました。執筆実績:LIG,グノシー,DRONE MEDIAなど