作家インタビュー 國吉 文浩さん

第5回 芸術ran賞 イロリ村特別賞を受賞、新進気鋭の現代美術画家、國吉 文浩(クニヨシフミヒロ)さんにインタビューしました!

-初めて臓図ワニプロジェクトに関わったのはいつですか?

去年、臓図ワニプロジェクト主催の交流会の時です。

-どういった経緯で臓図ワニプロジェクトを知りましたか?

ツイッターで臓図さん(※1)からお誘いいただきました。

-芸術ran賞に参加してみてどうでしたか?

作家が会場にいて、お越し頂いた方にお汁粉や飲み物を振舞ったり・・・
他にも普通の公募展とは仕組みが違っていて、面白いと思いました。
賞金審査カンパ部門(※2)という部門に出品して、50票頂いたので出展料が返ってきました。
展覧会期間中に作家同士で作品について話したりして、今でも交流を続けている友人もできました。

-絵はいつ頃からどういうきっかで描き始めましたか?

きっかけというか、いつの間にか描いていましたね。
もう幼稚園の頃から描いていましたね。動物とか果物とか色々描いていました。
仮面ライダーが好きでそればっかり描いていた時期もありました。
ゲゲゲの鬼太郎をアニメで見て好きになって、それを真似たような漫画を描くようにもなりました。
紙を重ねてホッチキスでとめて本みたいにして。
その場で考えながら描いていくので、ストーリーもコマ割りもめちゃくちゃだったんですけどね(笑)

中3か高校に入ってぐらいから、ちゃんとした形式で漫画をつくろうと思いました。
インクやトーンを使いながら専用の原稿用紙に描き始めたんですが、1ページ描くだけでも一苦労しました。
自分の頭の中では先にイメージがどんどん膨らんでいって、最終的にそのイメージに追いつかなくなってしまい、漫画は自分には難しいと思って断念しました。
僕は、最初は漫画家を目指していたんです。

-絵画の世界に入ったのはいつ頃ですか?

大学に入ってからですね。
漫画の分野に進もうかとも迷ったんですが、前から油絵にも興味があり、やってみたかったので、油画分野に進学しました。

-作品からかなり抽象的というか哲学的な絵を描かれているような印象を受けます。

大学に入って、色々と制作していく中で「生命」や「異次元空間」ということについて考え始めました。
そのテーマをずっと考えていて、3回生の頃に「存在と現象」という根源的なテーマに行き着きました。
大学の講義で芸術と哲学が組み合わさったような授業があり、その影響も少し受けているかもしれないですね。
ハイデガーやフッサール、サルトルなどに興味を持っていましたね。 少し本をかじった程度ですが・・・(笑)
作品の中に「うにょっ」としたものが描かれているものもあったりします。それも「生命」というキーワードからきています。

-絵画作品を制作する一方で、盆栽にも挑戦していますよね。それはどういったきかけで?

臓図さんが「盆栽をやってみてはどうか?」とアドバイスを下さったのがきっかけですね。(笑)
始めは迷いましたが、盆栽には奥深い世界観があって、そこから学べることが沢山あるのではないかと思い、挑戦してみました。ミニ盆栽からですが。
芸術ran賞5で、特別賞を頂いて個展の権利を得たんですが、個展のときに絵画作品とそのミニ盆栽を一緒に展示しました。

-実際やってみてどうですか?

難しいですね。
枯らしちゃいました(笑)
盆栽も、一つの世界なんですね。
一つの風景が凝縮されているというか。

-國吉 文浩さんのオリジナリティとは

人間って人と人との「関係性」で成り立っていますよね。
あと、自然や物もそうですよね。「関係」というもの無しでは、この世界は成り立たないと僕は思うんですよ。
だから、自然も物も大事にしなきゃいけない。 当然人間も。
「関係(相互作用)」を大切にして生きていくことの重要性みたいなものを、絵画で表現しようとしている所だと思います。

-将来の目標、どんな作家になりたいですか?

色んな人と関わっていって人と良い関係を築ける作家になりたいです。
それは深い関係じゃないくてもいいと思うんです。
小さな関係でも、現場で起こる人と人とのやり取りを大切にして作家活動を続けていきたいです。

-キーワード-

※1 臓図コーキ;
考現学者/臓図ワニプロジェクト主宰

※2 賞金審査カンパ部門;
来場者が気に行った作家に100~300円(任意)を投票・カンパしていただくシステム。投票された作家は賞金を全額受け取る事が可能。

※3 「うにょっ」としたものが~;
作品名「蠢く」2010年 2273×2273×100(mm)作品画像に同じ
木製パネルにアクリル絵具、モデリングペースト、アルキド絵具、水可溶性油絵具

-Profile-

國吉文浩

1987年 大阪府生まれ
京都嵯峨芸術大学 芸術学部造形学科 油画分野 卒業

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ABOUTこの記事をかいた人

現代アート好きドローンライター。日中英で影響力を持つ人物になるべく瞬発力を鍛える日々です。岐阜出身、大阪芸大卒。フィリピンで英語習得後、助成金を得て渡米、NYで修行しました。執筆実績:LIG,グノシー,DRONE MEDIAなど