テーマ曲だけじゃない!悩みや迷いの人生を変える映画ロッキーの魅力

人生で1番好きな映画はなんだと聞かれたら、ロッキーを挙げます。

青い春、キッズ・リターン、ファイトクラブと、好きな映画は他も似たようなものなんですが、その中でもロッキーは特別です。

目覚まし音楽はロッキーのテーマ曲だし、人生に悩んだときには必ずロッキーを見直します。

おそらくロッキーと聞いても「あぁ〜、聞くと思わず筋トレしたくなる曲のやつね」くらいにしか思われていないと思うので、映画としてのロッキーの魅力を紹介します。

あらすじ

フィラデルフィアに住むイタリア系アメリカ人ボクサー、ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)。

30歳を過ぎてもファイトマネーだけでは生活することができず、ヤクザの子分として借金取りをしていました。近所の子どもたちにさえ「クズ野郎!」と呼ばれる、どうしよもない人生。まわりにいる仲間たちも、負け組ばかり。

しかし、そんな底辺の生活にチャンスが訪れます。世界ヘビー級タイトルのチャンピオンであるアポロ・クリードから、挑戦相手として使命を受けたのです。冷静に考えれば、決して勝てるはずのない試合。しかし、ロッキーはチャレンジすることを選び、猛烈な特訓の日々が始まりました。

自分自身を諦めてはいないか?自分が本当ににやるべきこと

映画ロッキーから学べることは「自分自身を諦めるな」ということです。

ロッキー「もう6年間も、ここに通っている。なのに、なんで俺の相手をしてくれないんだ!」

ミッキー「知りたいか?」

ロッキー「あぁ、知りたいさ!なんでなんだ!」

ミッキー「あぁ、分かった!教えてやる!お前はボクサーとしての才能を持っていたのに、2流の高利貸しに成り下がったからだ!!」

ロッキー「食うためさ」

ミッキー「クズの人生だ!!!」

6年間もジムに通っているのに、自分をまったく相手にしてくれないことに苛立ちを感じたロッキーと、トレーナー・ミッキーとの会話です。

ロッキーは、類まれなる才能をもっていたのに、ゴロツキになってしまいました。

ファイトマネーだけでは生活できない、トレーニングが辛い、いろいろ理由はあったけれど、結局は、自分のやるべきことに立ち向かえず逃げていたのです。

最終ラウンドまで立ち続ける。自分がクズじゃないと証明するため

ミッキーの一言で自分の人生を考えなおしたロッキーは、心を入れ替えて猛特訓をはじめました。

しかし、試合前夜になって、自分がどうしたってチャンピオンには勝てないことを悟ります。あまりにも実力差がありすぎるからです。だけど、そこでロッキーは誓いました。

おれは以前、クズみたいな男だった。試合に負けてもどうってことない。脳天が割れたっていいさ。最後までやるだけだ。最後のゴングが鳴ってもまだ立っていられたら、おれがゴロツキじゃないことを初めて証明できるんだ。

試合には勝てないかもしれない。だけど、最終ラウンドまで立っていられたら、自分自身のプライドを守り抜くことはできる。

人生には、勝ち負け以上に大切なことがある。それは自分自身を信頼できる人間だと確信をもてることです。

変わりたい負け組の仲間たち

この映画に出てくる人物は、社会的には負け組と呼ばれる人たちです。

主人公の親友ポーリーは、昼間から酒を飲み、妹のエイドリアンに当たり散らします。トレーナーのミッキーも老人で、もう余命いくばくもない身。自分の手でチャンピオンを輩出したいと願うも、貧しい生活を送っていました。

だけど、彼ら自身もなんとか人生を変えるチャンスをつかみたいと願って生きていたのです。だから、ロッキーが挑戦権を得たとき、自分もなんとかその力になりたいと協力を願い出ました。

これは、登場人物たちの実人生とも関係しています。脚本を書いたシルベスター・スタローンは、この映画がヒットするまで無名の売れない役者だったし、脇を固める俳優たちもパッとしない地味な役者人生を送っていました。

そんな無名の彼らが、チャンスをつかみ自分の人生を切り開いていくところに、この映画の面白さがあります。

さいごに

映画評論家・荻昌弘さんは映画ロッキーをこう表しています。

これは人生、するかしないかというその分かれ道で「する」のほうを選んだ勇気ある人々の物語です。

チャンピオンへの挑戦権を得られたからといって急に周りが劇的に変わるわけでもなく、いつもと同じ毎日が静かに過ぎている。まわりは、どうでもいいのです。そのように映画も描かれていいます。

自分自身がやるかどうか、ただそれだけなんです。

たったそれだけのことなのだけれど、それを心の奥深くにまで強く響かせてくれるのが、この映画の素晴らしいところです。

ぼくがこの映画を何回も見直す理由も、いろいろ考えて普通科高校から大阪芸術大学に進学したずなのに、嫌なことがあると「我慢して勉強しとけばよかった」「我慢して地元の銀行員にでもなっていれば安泰だったのに」と、うじうじ考えてしまう自分がいるからです。

この映画を見るとことで「する」と選んだのだから、自分自身のことを信頼できるように生きようと勇気をもらうことができます。

もしも、いま人生に迷っている人がいたらぜひ見てみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

現代アート好きドローンライター。日中英で影響力を持つ人物になるべく瞬発力を鍛える日々です。岐阜出身、大阪芸大卒。フィリピンで英語習得後、助成金を得て渡米、NYで修行しました。執筆実績:LIG,グノシー,DRONE MEDIAなど